弁護士 小川義龍 の言いたい放題

 20年選手の弁護士小川義龍(東京弁護士会所属)が、歯に衣着せず話します。

弁護士の選び方(5)・・・専門分野

コンスタントな連載になってきた。まだまだずっと続く(はずの)「弁護士の選び方」、前回、弁護士としての経験年数は、弁護士選びの参考にはなるが、経験年数よりも事件類型に対する「経験値」こそが重要だという話をした。 そこで今日は、もう少し掘り下げ…

弁護士の選び方(4)・・・経験年数

前回は、弁護士を選ぶ際に、弁護士の学歴はあまり気にする必要がないという話をした。今回は、弁護士の経験年数についてお話ししてみよう。 やっぱり気になる経験年数 冒頭申し上げたいことは、経験年数のある弁護士が優れていて、経験年数のない弁護士がダ…

小中学校 法教育への提言

人権や適正手続について、つまり法律の一番大切な「芯」の部分について、マスコミを含めて世間の勉強不足を時々見るにつけ、義務教育課程での法教育が不十分なことを思い知らされる。法教育、ついでに言うと英会話、これこそが日本の義務教育過程で、より充…

弁護士の選び方(3)・・・学歴

前回は、ホームページから弁護士を選ぶ場合、そこから弁護士自身の姿が見えてくるかどうかが、弁護士選びの一つのポイントであることを述べた。今回からは、もう少し具体的に見分け方をお話ししてみよう。まずは「弁護士の学歴」について。 弁護士の経歴に注…

最高裁長官の世襲は問題か?

先月、最高裁判所長官に就任した寺田逸郎さん、お父さんもかつて最高裁判所長官の寺田治郎さんだそうだ。つまり親子で最高裁長官に就任した日本初のケースらしい。 ところが、この親子就任に警鐘を鳴らした記事がある。出典は、AERA 2014年6月2日号だ。 最高…

弁護士の選び方(2)・・・ホームページ(総論)

前回、弁護士を検索サイトから選ぶ場合に、上位の弁護士が優れているとは限らないという話をした。 さて今日は、検索したホームページから、よさそげな弁護士をピックアップする方法について。序論です。 まだホームページを開いていない弁護士は多い いまど…

警察批判はダメなのか

お笑い芸人 次長課長の河本準一さんのツイートが問題になっているらしい。 次長課長・河本準一が「警察批判ツイート」を謝罪 交通違反の取り締まりに対して、「道路の隅に隠れず事故が多い地帯なら見えるところに立っとけや!コソコソ隠れて違反したらひょこ…

弁護士が依頼者を信用すると言うこと

ある有名雑誌の編集長が、次のようなブログを記している。 『佐藤弁護士赤っ恥。』 というタイトルで、書かれたものだ。詳細は、こちらに掲載されている本文をお読み頂きたい。要するに、PC遠隔操作事件の片山被告を弁護した佐藤弁護士が、片山被告にだまさ…

日経新聞のトンデモ社説(裁判員)

司法制度論に関しては、突出しておかしな社説が多い日本経済新聞だが、久しぶりに凄いものを見た。 「5年の経験生かし開かれた裁判員制度に 」(日経新聞 2014/5/26付) 以下、引用する(原文はこれ)。 『刑事裁判に市民が参加する裁判員制度が始まって、…

裁判に勝つためには(4)・・・三審制

これまで、主張立証の話をしてきた。今回からは、裁判に勝つためのポイントを、別の観点からいくつか話してみよう。 まずは三審制について。 日本の裁判は最初(第一審)が勝負 日本の裁判は三審制といって、一つの争いごとについて三回裁判できることになっ…

弁護士の選び方(1)・・・広告(総論)

さていよいよロングラン予定で連載を開始する「弁護士の選び方」。 初回は検索サイトと弁護士について語ってみよう。 検索サイト上位の弁護士がいいのか? 身近に弁護士の知り合いがいる人は多くないだろう。そうすると、弁護士を探したいという事態になった…

これから「弁護士」の話をしよう

これからしばらくの間、弁護士の話をします。弁護士の探し方、選び方、つきあい方の話です。今日は、予告編。 まずは、弁護士の探し方 弁護士の探し方ってわかりませんよね。いや、探すことそのものはできるけれども、どの弁護士がいいのかわからない。専門…

法的「責任」とは何か

法的責任って理解してますか? 法的な意味で「責任」を追求するという場合、世間にはその責任をごちゃっとひとかたまりで捉えている人が多そうだ。 このため、例えば借金を返済しない者に対して、警察に訴えたい、捕まえて欲しいと言う人が出てくる。しかし…

裁判に勝てますか?って

「先生、勝てますか?」 この質問は、弁護士が尋ねられやすい質問ベスト3を挙げたら必ずその中に入るだろう。もしかしたら、ベスト1かもしれない。 誰かと争いごとになって、裁判することまで考えたとき、その勝敗が気になるのは当然のことだ。 裁判は勝っ…

弁護士業務と大量生産

本来、弁護士業務は大量生産できない なぜなら、個人にしろ会社にしろ発生した法律案件は個別に独特な問題であって画一的なものではないからだ。だから、その独特な事情に応じて、いちいち弁護士が頭をひねって対策を練る必要があるからだ。だから大量生産で…

なぜ、"悪人"を弁護するのか?

よく尋ねられる質問だ。 弁護士はあるときはヒーロー、あるときは悪役になる。特にマスコミがそのように報道する。以前、読売新聞社説に、こんな記事が掲載されていた。一部抜粋する。 【秋葉原事件死刑 理不尽な凶行が断罪された(読売新聞社説)】 2008年6…

弁護士にとって法律はツールである

法律オタクになってはいけない 私は司法修習生に、そう、よく語っている。 弁護士は、法律問題を正しく解決するのが仕事であるが、法律にとらわれてばかりいると、おかしな結論も疑問に思わなくなってくる。法律に照らした結果だから仕方ないんだと。 しかし…

裁判官は常識知らずか?

裁判官は常識知らずではない 時々、「裁判官は非常識だから」とか、「机にかじりついているから、世間知らずの頭でっかちになった」とか、「裁判官だけに任せておくと非常識な裁判になるから裁判員制度が必要」だとか、こういう話を耳にすることがある。 裁…

裁判に勝つためには(3)・・・書証と人証

前回までのあらすじ 第1回目は、裁判に勝つためには証拠が一番大事という話をした。 第2回目は、裁判は常識的な説明ができるかどうかで勝ち負けが決まるので(事実認定)、常識的に説明がしやすい証拠、特に書証を工夫して出すことが裁判に勝つポイントだ…

裁判に勝つためには(2)・・・事実認定とは

前回、話したこと 前回、裁判に勝つためには証拠が全てだという話をした。さて、今日は第2回、その続きである。 「事実認定」のお話 証拠について語る前に、ここで「事実認定」のお話をしよう。 事実認定という言葉は、法律用語としてよく耳にする言葉だと…

裁判に勝つためには(1)・・・証拠が大切

証拠である。 証拠が全てであると言ってもよい。 ここで裁判のしくみを、ちょっとお話ししよう。 裁判は、当事者が (1)主張と (2)立証を 交互に闘わせることによって進んでゆく。主張と立証はワンセットだ。そしてこの主張と立証を、レフェリー役の裁…

ブログ巻頭言(新開設のごあいさつ)

こんにちは! 公式ブログをもう一つ、新規開設してみました。 既に弁護士としての私自身の事務所の公式ホームページもあるのですが、 更新の手軽さなど技術的な理由で更新頻度が少なくなりがちでした。そこで、各種ブログエディタに対応して更新しやすいメジ…

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