弁護士 小川義龍 の言いたい放題

 30年選手の弁護士小川義龍(東京弁護士会所属)が、歯に衣着せず話します。

2014-05-25から1日間の記事一覧

弁護士の選び方(1)・・・広告(総論)

さていよいよロングラン予定で連載を開始する「弁護士の選び方」。 初回は検索サイトと弁護士について語ってみよう。 検索サイト上位の弁護士がいいのか? 身近に弁護士の知り合いがいる人は多くないだろう。そうすると、弁護士を探したいという事態になった…

これから「弁護士」の話をしよう

これからしばらくの間、弁護士の話をします。弁護士の探し方、選び方、つきあい方の話です。今日は、予告編。 まずは、弁護士の探し方 弁護士の探し方ってわかりませんよね。いや、探すことそのものはできるけれども、どの弁護士がいいのかわからない。専門…

法的「責任」とは何か

法的責任って理解してますか? 法的な意味で「責任」を追求するという場合、世間にはその責任をごちゃっとひとかたまりで捉えている人が多そうだ。 このため、例えば借金を返済しない者に対して、警察に訴えたい、捕まえて欲しいと言う人が出てくる。しかし…

裁判に勝てますか?って

「先生、勝てますか?」 この質問は、弁護士が尋ねられやすい質問ベスト3を挙げたら必ずその中に入るだろう。もしかしたら、ベスト1かもしれない。 誰かと争いごとになって、裁判することまで考えたとき、その勝敗が気になるのは当然のことだ。 裁判は勝っ…

弁護士業務と大量生産

本来、弁護士業務は大量生産できない なぜなら、個人にしろ会社にしろ発生した法律案件は個別に独特な問題であって画一的なものではないからだ。だから、その独特な事情に応じて、いちいち弁護士が頭をひねって対策を練る必要があるからだ。だから大量生産で…

なぜ、"悪人"を弁護するのか?

よく尋ねられる質問だ。 弁護士はあるときはヒーロー、あるときは悪役になる。特にマスコミがそのように報道する。以前、読売新聞社説に、こんな記事が掲載されていた。一部抜粋する。 【秋葉原事件死刑 理不尽な凶行が断罪された(読売新聞社説)】 2008年6…

弁護士にとって法律はツールである

法律オタクになってはいけない 私は司法修習生に、そう、よく語っている。 弁護士は、法律問題を正しく解決するのが仕事であるが、法律にとらわれてばかりいると、おかしな結論も疑問に思わなくなってくる。法律に照らした結果だから仕方ないんだと。 しかし…

裁判官は常識知らずか?

裁判官は常識知らずではない 時々、「裁判官は非常識だから」とか、「机にかじりついているから、世間知らずの頭でっかちになった」とか、「裁判官だけに任せておくと非常識な裁判になるから裁判員制度が必要」だとか、こういう話を耳にすることがある。 裁…

裁判に勝つためには(3)・・・書証と人証

前回までのあらすじ 第1回目は、裁判に勝つためには証拠が一番大事という話をした。 第2回目は、裁判は常識的な説明ができるかどうかで勝ち負けが決まるので(事実認定)、常識的に説明がしやすい証拠、特に書証を工夫して出すことが裁判に勝つポイントだ…

裁判に勝つためには(2)・・・事実認定とは

前回、話したこと 前回、裁判に勝つためには証拠が全てだという話をした。さて、今日は第2回、その続きである。 「事実認定」のお話 証拠について語る前に、ここで「事実認定」のお話をしよう。 事実認定という言葉は、法律用語としてよく耳にする言葉だと…

裁判に勝つためには(1)・・・証拠が大切

証拠である。 証拠が全てであると言ってもよい。 ここで裁判のしくみを、ちょっとお話ししよう。 裁判は、当事者が (1)主張と (2)立証を 交互に闘わせることによって進んでゆく。主張と立証はワンセットだ。そしてこの主張と立証を、レフェリー役の裁…

ブログ巻頭言(新開設のごあいさつ)

こんにちは! 公式ブログをもう一つ、新規開設してみました。 既に弁護士としての私自身の事務所の公式ホームページもあるのですが、 更新の手軽さなど技術的な理由で更新頻度が少なくなりがちでした。そこで、各種ブログエディタに対応して更新しやすいメジ…

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