弁護士 小川義龍 の言いたい放題

 30年選手の弁護士小川義龍(東京弁護士会所属)が、歯に衣着せず話します。

弁護士が依頼者を信用すると言うこと

ある有名雑誌の編集長が、次のようなブログを記している。

佐藤弁護士赤っ恥。

 というタイトルで、書かれたものだ。詳細は、こちらに掲載されている本文をお読み頂きたい。要するに、PC遠隔操作事件の片山被告を弁護した佐藤弁護士が、片山被告にだまされて弁護したことが赤っ恥だというのだ。

マスコミの勉強不足

 名の知れた雑誌の編集長がこの程度だとは、やっぱりマスコミって、司法について、弁護士の役割について、勉強不足だなあと思う。刑事弁護のあり方の議論以前に、素朴な感覚として、依頼者の言うことを全面的に信じて闘った弁護士ってそんなに恥ずかしいものだろうか。

結果として依頼者にだまされても

 結果として依頼者にだまされて、弁護士自ら恥じ入ることはあるにせよ、赤の他人から赤っ恥と見下されるいわれはない。

弁護士が依頼者を信じたらダメですか?

 最初から信頼できそうもない依頼者の事案はそもそも引き受けない。信頼できそうだから引き受けて、引き受けた以上は、とことんまで彼を信頼して依頼者と一緒に闘う。それが弁護士というものだ。

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